2014年10月16日木曜日

エデン・アザール トップ下でアザールを見たい

エデン・アザール Eden Hazard

ツイッター  https://twitter.com/hazardeden10
生年月日 1991年1月7日
国籍 ベルギー
身長 170cm
体重 71kg
クラブ
2007-2012 リール
2012~     チェルシー
背番号 10
移籍金
3200万ポンド 約39億円
5年契約
利き足 右足

ポジション トップ下 ウイング

私はトップ下がアザールのベストポジションだと思っているがモウリーニョはほぼサイドハーフとしてしか使わない。

ドリブル

左サイドから切れ込むドリブルが得意。ミドルシュートを常に狙いつつ敵を引きつける。かなりのキープ力があり、キレもあるので敵はうかつに飛び込めない。その好きに上がってきたサイドバックを使うことが多い。また、ダイアゴナルにランニングするフォワードへのパスも選択肢の一つ。

カウンターが強力

スピードもあり足元からボールが離れないのでカウンター時に脅威となる。スルーパス、シュートがあるので複数の選択肢からベストの物を選ぶことができる。

パス

楔のパスをあててワンツーを狙うことが多い。まずスルーパスを狙うというパサータイプではない。

オフザボール

基本は足元でもらう。裏に抜けるよりは狭いスペースで受ける。

狭いスペースで反転できる

私がトップ下がベストポジションだと思っているのはこの狭いスペースで反転できる能力が高いからである。イメージとしては香川の動きに近い。狭いスペースで受けてボールを処理する能力で香川は世界でもトップレベルだがアザールも負けていない。ドリブルとシュート能力も高いためサイドで使われているが得点力を十分に発揮するためにはトップ下が良いだろう。

シュート

ミドルシュートが強烈。決定力・得点力高い。この得点能力を一番発揮させるべきだと思うのだ。サイドハーフでは反転してミドルシュートを狙うシーンも作りにくい。もっというとチェルシーでは4-2-3-1を使われているため余計中央でプレーしにくい。4-3-3ならまだ良いがトップ下がいると使うスペースがどうしても少なくなる。中に切れ込んでも渋滞を起こすことになる。

2014年10月11日土曜日

アルビレックス新潟☓川崎フロンターレ

アルビレックス新潟の異常な運動量の前に川崎フロンターレが敗れ去った。
この試合のアルビレックス新潟はまさに鬼プレスだった。
後半も運動量が落ちて押し込まれるということもなかった。
まさに全員サッカーである。フォワードまでまったく献身を惜しまない。
ジェームズが遅刻でベンチ外になったのと全員規律を守る、守備で手を抜かないという姿勢は無関係ではないだろう。
守備の厳しさは監督の厳しさでもあると思われる。
ラファエル・シウバとレオ・シウバのブラジル人もかなり守備意識が高かった。
ゴールはセットプレー二つと山本康裕のスーパーミドル。
セットプレーは置いといて山本康裕のゴールはほんとうに素晴らしかった。
シュートに行く前の指宿のポストプレーも素晴らしい。ジェシの体をがっしりと抑えこんでいた。ああいうポストプレーが出来る選手はJリーグだとあまりいない。指宿はあまりゴールの匂いがしなかったがあのポストプレーだけで非常に価値がある。体を預けて相手を抑えて自分は胸トラップを狙うというのはDFからするとかなりやっかいだ。トラップできなくてもファウルをもらえることもあり、いやらしいポストプレイである。いぶすき以外だとかつての佐藤晃大が得意としていたような気がするが、最近はわからない。ちょっと前に一試合見たがそういうシーンはなく、運動量が持ち味みたいになっていた。ガンバじゃなくて組み立てに不安のあるロングボールを多用するチームに行けばまた目立つのではないか。
後目立っていたのは前半だけだが右サイドバックの松原。非常に高精度のクロスを入れていた。かなり自信があるように見えた。

対する川崎はプレッシャーに飲まれたというのもあるけどいつもの精彩を欠いていたように思える。後ろから組み立てようとしてもパスがいつもより雑で受けてのトラップが乱れていた。川崎はディフェンスラインのメンバーもつなぎの意識と技術がしっかりしているという印象だったがこの試合ではそうでもなかった。後半は中村憲剛をボランチに下げて改善を図ろうとしていた。中村憲剛はさすがのパスを通してもいたが。
惜しかったのは小林悠の相手を背負ってから強引にシュートに持っていったシーン。あれはさすが日本代表というプレーであった。
とにかく前線にボールを運べないという感じだった。
森島を途中投入したが森島はあんまり足元に要求せずに中央に構えておくべきだった。収まりが悪く効果的な選手交代とならなかった。
川崎は3失点したが守備よりも攻撃、つなぎの面で不安がでた。
ここで簡単な不安の解消法がある。ポゼッションサッカーをやめることだ。ハイプレスをくぐり抜けられないならうしそからつなぐことをやめてロングボールをどんどん入れること。後ろで奪われるくらいなら確率が低くてもそういうプレーを増やすのがリスクヘッジというものだ。
理想だけが高いチームはもっとも脆い。
だが風間監督はそういうことはしないだろう。いままで理想に近いプレーを出来ていたのだから。3バックだってためしているしまだまだ持ち駒はある。優勝は厳しくなったかもしれないが理想は捨てるべきではないだろう。

2014年10月5日日曜日

ジェレミー・メネス(ACミラン) 抜群のテクニックに運動量も併せ持つ

ジェレミー・メネス
    1987.5.7
    フランス
    リーグ・アン最年少ゴール・ハットトリック記録保持者
    ソショー→モナコ→ローマ→PSG→ACミラン
  
ミランでは3トップの真中、トップ下、ウイングのどれか。
ベストは3トップの真中。いまはフェルナンド・トーレスが出ているけどトーレスは控えで4-3-3が一番いいと思う。
メネスは純粋なワントップじゃなくメッシとかがやってるニセのワントップ的役割を担うのが一番生きる。そういう意味では次にトップ下が生きる。
サイドに置くと一対一の局面が多くなる。スピードで勝負するタイプでないのでサイドバックとの一対一は対して抜けない。
テクニックがあり狭いスペースでもボールを奪われることなくするする抜けていくドリブルが上手い。
敵を引きつけてサイドにパスを出せる。運動量も多くボールも収まるためカウンター時に起点となれる。
基本的に裏に抜けずに引いて受けるためディフェンスラインの裏にはウイングが走りこむ必要がある。
本田は遅いがオフ・ザ・ボールの動きはうまく、マークを外してフリーになるのが旨い。
エル・シャーラウィ―はめちゃくちゃ早いので言わずもがな。ドリブル突破で中央を陥落させることもできる。
メネスをニセのトップとして使うことで相手に捕まりにくくする。
自由に動くことでテクニックが存分に生きる。

2014年10月3日金曜日

鹿島の右サイドバック西大伍が日本代表招集

西が代表に招集された。
納得である。
最近の出来は鹿島というチームに関しても西個人に関しても良かった。
特に西はチャンスメーカーとして際立っていた。
鹿島は小笠原に柴咲と大ブルボランチの両方がパサーでありそちらに注目が行きがちだが西もサイドバックとは思えないほどパスが上手い。このへんは内田と似ている。
パスに関しては内田より旨いかもしれない。
鋭いオーバーラップからのクロスよりも低い位置から一本の縦パスでディフェンスラインの裏をつくパスが絶妙に上手い。
特に土居との相性が良くてお互いによく見てタイミングを合わせている。

ただし、本田と右サイドを形成する場合はより高い位置でもプレーが必要となる。
ミランでの本田を見れば一目瞭然で、アバテがウイングのように高く上がって本田は中に入り込むという形が多い。
さらに鹿島では4231でトップ下の土居がダイアゴナルに動いて裏を狙うが代表では433である。
左サイドのウイングがフォワードを越して右側に来ることは稀と思われるのでワントップの動き出しにあわせるのが多くなると思うがワントップへのスルーパスは当然警戒される。
岡崎との相性はまちがいなくいいがハーフナーとは未知数だ。