2014年8月30日土曜日

ファン・ハールの3-5-2における守備のメカニズム

 プレミアリーグ第二節のサンダーランド戦を見た。
 結果は1-1の引き分けだ。
 色々感想はあるがとりあえずメモとして相手組立時の守備のメカニズムはどうだったかを書いていく。

 サンダーランドは比較的つなごうとしてきた。

 まず右CBのオシェイにボールをもたせる。右フォワードででたファン・ペルシはブラウンにボールが出たらプレッシャーに行くが左フォワードのルーニーはオシェイに持たせる。
 オシェイに持たせたらルーニーは右サイドバックへのパスコースを消す。縦パスに対してはボランチが狙う。左CBのブラウンへのパスコースは消さない。
 オシェイがブラウンにパスを出したらファン・ペルシーがプレッシャー。ルーニーはリターンパスを出させないように中央に寄る。
 この時左サイドバックへのパスコースが開いている。ブラウンはそこにパス。左サイドバックに対して右ウイングバックのバレンシアがプレッシャー。この時相手左ウイングは右CBのフィル・ジョーンズが抑えて、全体的にゾーンを右側にスライドさせる。

 相手の左サイドに誘導しているのがよく分かる。サイドバックへのパスコースをルーニーが消すのに対し、ファン・ペルシーはむしろわざとあけている。
 つまり左サイドバックにパスが出た瞬間にスイッチを入れてボールを奪おうという考えだと思われる。

 しかし、バレンシアのプレッシャー が遅い。相手に2タッチくらいの余裕を与えている。そうなると余裕を持ってバックパスなりサイドチェンジなりの選択が可能になる。

 オランダでも同じような構造があった。オランダの時はロッベンよりもファン・ペルシーのほうがパスコースをきる役割を担っていた。

 右ウイングバックはラファエルとバレンシアでいくのだろうか。フィル・ジョーンズか?ディマリアが入ったので4バックに移行する可能性が高いしラファエルとフィル・ジョーンズが基本になりそうだ。

ディマリアの加入にも思うところはあるが今回はいいか。

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