2014年8月13日水曜日

【Jリーグ2014】柏レイソルの守備戦術とその攻略法を考える【横浜マリノス×柏レイソル】

横浜マリノス戦を見たのでメモ。

サイドに追い詰めてプレッシャー


 ワントップとツーシャドーはサイドまで広がらずあくまで中への縦パスを切る。スリートップならまず前の三人の守備の役割を確認する。サイドバックをどれくらい見るか。かなりマンマーク気味で行くならかなり運動量が求められるし切り替えも早くしないとならない。あまりサイドまで食いつかないならマークの受け渡しとスライドのスムーズさがキーポイント。柏はサイドバックに渡った瞬間にスイッチが入る。これは前から行く場合。マリノス戦は基本リードされてたからこの時間帯が多かった。前から行くときとひいて守るときで使い分けるのが基本的なやり方。サイドバックがボールを持ったらウイングバックがプレス。すぐに行けるポジションを取る。相手ウイングはアウトサイドのセンターバックが補足。3バックの外側と中央の呼び方をだれか考えてほしい。インサイドハーフとアンカーみたいな。結構求められる能力が違うようなきがするんだがどうだろう。まあそんな感じでボールサイドにスライドする。マークが外れると一瞬でサイド突破されるので注意。相手サイドバックを2シャドーが見るなら5バック気味になるので押し込まれるが硬い。2シャドーとワントップはボランチやCBへのパスコースを切る。この守備をスムーズにやられるとかなり窮屈でなかなか苦しい。センターバックに対して3人が圧力をかけてくるので横に出さざるをえない。出すと待ち構えていたウイングバックが飛んでくる。
 

対策は…門を通して楔を入れろ!


 当然、攻撃側は裏と、バイタルエリアを狙う。これはどの相手に対してもそうだ。前から守備に来られたらセーフティーファースト。負けてるならリスクを負ってかいくぐりを狙う。柏はサイドに追い詰めてくる。安易なサイドチェンジはリスクが高い。サイドバックに渡すのはもうしょうがない。3人が縦パスのコースを切るのでボランチにCBからのパスはほぼできない。よってサイドバックに渡す。出した瞬間に食いついてくるのでカットはされない。よってサイドバックに渡した瞬間にこちらもポジションを修正する。GKとCBは即座にバックパスに備える。CBは狙われているのを自覚する。ボランチが下がる。ここで相手のCHも食いついてきたらチャンス。ウイングバックとCHの間にパスを通す。このコースに顔を出さないと詰む。もちろんサイドハーフも縦パスに備える。WBが縦にプレッシャーをかけるので基本縦パスコースはないが。中盤が4枚なので柏の前線3人より前に前に出れれば意外とパスコースが開いている。プレッシャーに来るウイングバックとCHの間を通す。そのためにボランチはCHをひきつけるためにもパスを受けれるポジションを取る。しかしそれも承知のうえで3バックが縦パスには厳しく行く。ここでワンタッチで躱すか落としてワンツーを狙う。楔を通されたらCBが厳しく行く、というパターンの守備はワンタッチの崩しには無力である。ゆえにファウルしてでも止めに来る。楔をスルーしてもよい。よって楔を受ける選手の近くにもう一人選手がいなければならない。その選手が前を向いてボールを受けたら裏に走ろう。

 簡単には成功しないけど楔を入れてからのワンタッチの崩しパターンはどのチームにも通用するし常に持っておきたい。浦和なんかは約束事として動いているし熟成すれば脅威になる。後はお約束のカウンターとセットプレーはっきりいって転をとるならこれがサッカーでは一番大事。これと固い守備があれば上位に行ける。でも崩しがないとおもしろくない。マリノスは引き分けたけど2得点は華麗だった。対する柏はセットプレーから2点。ダメージは横浜のほうがでかい試合となったけど横浜の攻撃陣には拍手を送りたい。特にラフィーニャは最強だった。裏にも抜けてくれるしポストもしっかりこなす。何よりゴールもしたわけで、これから超期待だ。セットプレーでマーク外したら勝てないけどね。

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